お茶の品質を比較するテイスティングは真っ白な茶碗にお茶を3〜5g入れて熱湯を注ぎ香りや味を審査します。
なぜ熱湯を注ぐかというと熱い温度で出した茶は栽培や製造過程での欠点(芽の栄養不足や収穫時の茶葉の傷み、製造途中での蒸れや温度上昇による苦みや渋み、赤みがかったお湯の色)が出やすく審査を容易にするためなのです。
お茶をおいしく飲むための適温は70〜80度ですが熱湯を注いでこそ判るお茶の品質があるんです。
今お飲みのお茶と倉沢園のお茶を熱湯で飲み比べてみてください。
熱くても冷めても変わらない甘みとコクは倉沢園の品質の現れです。
900円 (税込)
倉沢園全ての茶園の茶葉を合わせて作った棒茶です。
倉沢園を知るにはこれを飲まずに語れない、こだわりの万能茶。
熱いお湯でさっと出しても濃い緑色は綺麗なまま、さっぱりとした味わいですが、ぬるめのお湯なら大切なお客様に出しても大丈夫、味と香りは高級茶そのものです。
500円 (税込)
幻のZ1は40年前に国立茶業試験場で試験栽培され、その栽培の困難さから消えていった品種です。
栽培する土地によって大きく左右される品質は、ごく一部の土地にしか合わず奨励品種としての登録が見送られましたが、私の父が試験場より苗を譲り受け現在に至ります。
味と香りが特徴的で製茶工程での失敗が大きく出やすいので難しい品種ですが茶師としての腕が試されるお茶と言えます。
Z1とは試験名称で一般に栽培しやすい奨励品種となると「やぶきた」など品種名が付けられます。
一味違ったお茶を飲むならこれです、味も香りも個性たっぷりなZ1は園長お茶芽のおすすめ度1です。
急須で本格的に飲むのが王道ですがティーバッグでホットでも冷茶でも行けちゃうのがZ1の良い所です。
温かい御飯に氷たっぷりのZ1冷茶を注いで食べる冷やし茶漬けは園長お茶芽の夏の定番です。
そしてZ1には紅茶があります。6月に製茶するセカンドフラッシュでZ1の特徴のある香りは紅茶にするとフルーティーな香りとなりダージリンに似た本格的な紅茶になります。
ストレートで飲むのが一番ですがハチミツやグラニュー糖、お洒落にマーマレードで甘みを足してもOKです。
1,200円 (税込)
立春から数えて八十八日、この時期にできる茶は冬に蓄えた養分が芽に行きわたり最高の味と香りが楽しめます。
昔から八十八夜の茶は「不老長寿の妙薬」として珍重され八十八の末広がりで縁起が良いことでも知られています。
倉沢園の八十八夜は、春先に状態が一番良い茶畑を選んで収穫し製茶します。
熱湯で出してもその味はまろやかで驚く程の甘みとコク、濃く綺麗な深い緑が特徴です。
最高のおもてなしのできるお茶としてお勧めします。
1,000円 (税込)
倉沢園のお茶の中でも最も蒸し工程の時間が長い超深蒸し茶が(特)深蒸し茶です。
その濃い深みのある緑色は幻想的で通好みのお茶ですが味は甘みとコクに溢れ渋みや苦みがないのが特徴です。
お湯の温度を気にせずに気軽に出して失敗しない(特)深蒸し茶です。