春の足音・ニホンアカガエルの産卵
棚田では静岡県の絶滅危惧種Ⅱ類のニホンアカガエルの産卵が始まりました。
このカエルは普段は茶草場に生息していますが、この時期、冬眠もせずに棚田にやってきて産卵するのです。
今の時期、田んぼに水が張られているわけも無く絶滅危惧種になってしまったのですが棚田の保全活動をしている私達は「冬水田んぼ」といってニホンカガエルのために産卵場所である棚田に水を張りニホンアカガエルの保護をしています。
今日は今年初めての産卵があり8個の卵塊が棚田で見られました。これから3月まで数多くの卵が産み落とされ沢山のカエルが育ちます。十年以上観察をしていますが最初の産卵があると春の訪れを感じます。
お茶芽