茶草場農法(草刈り)の季節

茶草場農法2

茶草場農法2

茶草場農法(草刈り)の時期

茶園の管理作業も終え、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」の時期がやってきました。
一般的な茶の栽培は一番茶などの収穫に各2週間程度、その他の作業で
それを超えるほど長い日数を要する作業はありません。

しかし、茶草場農法を続けている茶農家には茶草を刈り取り
カッターで切り、茶園に敷く作業はとても長い日数を必要とします。

我家では茶園面積に対し50%以上の茶草場を持ち
生物多様性貢献度最高位に認定され、作業日数は60日以上となります。

つまり茶園管理で一番手間隙を掛けての作業が茶草を入れることなのです。
近年、茶の出荷価格は下落し茶農家は冬場のアルバイトに出るか
レタスなどの冬野菜の栽培をすることが多く、茶草場農法を続ける農家は極端に減っています。

背に腹は変えられぬとは言え茶草場農法によって守られてきた貴重な植物が
見られなくなってしまうのは残念なことです。

茶草場農法

茶草場農法

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