田打ち講(たぶちこう)
夜明け前、冷たい風が吹く「せんがまち」の棚田に
厳かな祝詞が聞こえてきます。
「ナム、イザナギノミコト、イザナミノミコト」今年も棚田に豊作をもたらし給え。
昔はどこの農家でも当たり前に行っていた「田打ち講」
農家の長男が行い秋に収穫を終え山へ帰った田んぼの神様を
お迎えし豊作を祈る神事なのですが今では見ることはありません。
土の山を盛りススキ、ハギ、サカキマツを束にして立て
御幣を飾り、モチ、御洗米を供えて祭り今年の豊作を祈る
田打ち講を私達は大切な行事として残していきます。